病院管理栄養士の転職の進め方を丁寧に解説|何から始めればいいかわからない人へ

「転職したい気持ちはあるけれど、何から始めればいいかわからない」

「今の職場に不満はあるけれど、本当に辞めていいのか迷う」

転職を考え始めたとき、最初から求人を探したり、応募したりしなくても大丈夫です。

むしろ、焦って動くよりも、順番に整理して進めることが大切です。

この記事では、転職を考え始めた人に向けて、転職活動の進め方をわかりやすく解説します。

目次

転職活動は「いきなり応募」しなくていい

転職というと、まず求人サイトに登録して、気になる求人に応募するイメージがあるかもしれません。

でも、最初にやるべきことは応募ではありません。

まずは、

「なぜ転職したいのか」
「どんな働き方をしたいのか」
「何を優先したいのか」

を整理することです。

ここが曖昧なまま進めると、内定が出たあとに迷いやすくなります。

手順① 転職したい理由を書き出す

まずは、今の職場で感じている不満や悩みを書き出します。

たとえば、

・人間関係がつらい
・業務量が多い
・残業が多い
・給料が上がりにくい
・休みが取りにくい
・将来の働き方が不安
・仕事内容が合わない

などです。

このとき大切なのは、きれいな言葉にまとめようとしないこと。

最初は本音で書いて大丈夫です。

「もう疲れた」
「このまま続けるのが不安」
「評価されていない気がする」

こうした気持ちも、転職を考える大事な理由です。

手順② 転職で叶えたいことを整理する

次に、転職先で叶えたいことを考えます。

たとえば、

・今より残業を減らしたい
・休日を安定させたい
・給料を上げたい
・人員体制が整った職場で働きたい
・専門性を高めたい
・家庭や子育てと両立したい
・長く働ける職場を選びたい

などです。

ここで大切なのは、「不満をなくす」だけでなく、「どんな働き方をしたいか」まで考えることです。

転職は逃げではありません。

これからの働き方を選び直す機会です。

手順③ 譲れない条件を決める

転職活動では、すべての条件が完璧な職場を見つけるのは難しいです。

だからこそ、先に「譲れない条件」を決めておくことが大切です。

たとえば、

・通勤時間は片道〇分以内
・年収は〇万円以上
・年間休日は〇日以上
・夜勤や早番は避けたい
・土日休みがいい
・育休や時短勤務の実績がある職場がいい
・教育体制がある職場がいい

などです。

条件を決めておくと、求人を見たときに判断しやすくなります。

反対に、条件が曖昧なままだと、

「ここもよさそう」
「でもこっちも気になる」
「何を基準に選べばいいかわからない」

と迷いやすくなります。

手順④ 求人情報を見る

自分の希望条件が整理できたら、求人情報を見ていきます。

求人を見るときは、給料だけで判断しないことが大切です。

確認したいポイントは、

・基本給
・賞与
・昇給
・勤務時間
・残業時間
・休日数
・有給の取りやすさ
・人員体制
・仕事内容
・教育体制
・退職金制度
・産休育休の実績

などです。

特に給料は、月給だけでなく、基本給・手当・賞与・昇給を分けて確認しましょう。

一見月給が高く見えても、基本給が低い場合や昇給が少ない場合もあります。

長く働くつもりなら、将来的な年収も大切です。

手順⑤ 転職サイトやエージェントを活用する

求人を探す方法は、いくつかあります。

・求人サイトで自分で探す
・転職エージェントに相談する
・病院や企業の採用ページを見る
・知人に情報を聞く
・ハローワークを利用する

自分で求人を探す方法は、自分のペースで進められるのがメリットです。

一方で、給与交渉や条件確認をすべて自分で行う必要があります。

転職エージェントを使う場合は、求人紹介だけでなく、面接対策や条件確認をサポートしてもらえることがあります。

ただし、エージェントによって対応の差もあるため、合わないと感じたら無理に使い続けなくても大丈夫です。

手順⑥ 職場見学や面接で確認する

気になる求人が見つかったら、応募や見学に進みます。

職場見学や面接では、求人票だけではわからない部分を確認しましょう。

たとえば、

・実際の残業時間
・人員体制
・欠員時のフォロー体制
・入職後の教育体制
・休みの取りやすさ
・産休育休の取得実績
・仕事内容の範囲(希望する業務ができるか)
・給料や昇給の仕組み

などです。

聞きにくい内容もありますが、入職後に後悔しないためには大切です。

その場で聞きにくい場合は、後日メールで確認しても問題ありません。

特に給与や昇給、勤務条件は、入職前に確認しておいた方が安心です。

手順⑦ 内定後はすぐに決めなくてもいい

内定をもらうと、嬉しい反面、急に決断を迫られて焦ることがあります。

でも、内定が出たからといって、すぐに承諾しなければいけないわけではありません。

給与、勤務時間、休日、通勤、将来の働き方などをもう一度整理しましょう。

現職と比較して、

・今よりよくなる点
・悪くなる点
・妥協できる点
・どうしても不安な点

を書き出すと判断しやすくなります。

転職は、人生や生活に関わる大きな選択です。

焦らず、納得して決めることが大切です。

手順⑧ 退職を伝える

転職先を決めたら、現職に退職の意思を伝えます。

基本的には、まず直属の上司に伝えます。

伝える内容はシンプルで大丈夫です。

「一身上の都合により、退職を考えております」
「退職時期についてご相談させてください」

このように、最初からすべてを詳しく話す必要はありません。

退職理由を聞かれた場合は、職場への不満を強く伝えるよりも、

「今後の働き方を考えた結果」
「家庭との両立を考えたため」
「新しい環境で経験を積みたいと考えたため」

など、前向きな表現にすると伝えやすいです。

転職活動で大切なのは「比較すること」

転職活動では、今の職場が嫌だから辞める、という気持ちだけで進めると後悔することがあります。

大切なのは、現職と転職先を冷静に比較することです。

今の職場にも、

・給料が安定している
・休みが取りやすい
・通勤しやすい
・慣れた人間関係がある
・福利厚生がよい

などのメリットがあるかもしれません。

一方で、転職先には、

・人間関係をリセットできる
・働き方を変えられる
・新しい経験ができる
・専門性を高められる

などのメリットがあるかもしれません。

どちらが正解かではなく、自分にとって今後大切にしたいものは何かを考えることが大切です。

まとめ|転職は焦らず、順番に進めれば大丈夫

転職活動は、いきなり応募しなくても大丈夫です。

まずは、

  1. 転職したい理由を書き出す
  2. 転職で叶えたいことを整理する
  3. 譲れない条件を決める
  4. 求人を見る
  5. 転職サイトやエージェントを活用する
  6. 見学や面接で確認する
  7. 内定後に比較する
  8. 退職を伝える

という順番で進めていきましょう。

転職は、不安があって当然です。

でも、ひとつずつ整理していけば、自分に合う働き方が見えてきます。

焦って決める必要はありません。

自分の生活、働き方、将来を大切にしながら、納得できる選択をしていきましょう。

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この記事を書いた人

しろ|病院勤務の管理栄養士

大学病院で栄養管理に携わっています。
病態栄養専門管理栄養士/NST専門療法士。

外来栄養指導や入院患者さんの栄養管理を通して、
「続けられる食事」の大切さを日々感じています。

このブログでは、
現場経験をもとに、暮らしに活かせる栄養の知識を発信しています。

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