
年齢を重ねても、元気に過ごしたい。
そう思ったときに、いちばん大切なのが「適度な運動」です。
とはいえ、
・運動は久しぶりで不安
・何をしたらいいかわからない
・続けられる自信がない
そんな方も多いのではないでしょうか。
この記事では、運動が久しぶりの方でも無理なく始められる運動6選を、
管理栄養士の視点でわかりやすく解説します。
なぜ運動した方がいいの?
厚生労働省のデータでは、要介護になる原因として
・転倒・骨折
・関節や筋肉の衰え(運動器障害)
が多くを占めています。
つまり、
「動ける体」を維持することが介護予防につながる
ということです。
また、身体活動には2つあります。
- 生活活動(家事・買い物など)
- 運動(ウォーキング・体操など)
例えば
・家事:約2,000歩
・ウォーキング40分:約4,000歩 合計 約6,000歩
これだけでも健康維持に効果があります。
さらに重要なのは、
まったく動かない状態より、少しでも動いた方が死亡率は低くなる
という点です。
おすすめの運動6選
① ウォーキング(散歩)
ポイント:
・1日10〜20分の散歩からスタート
・慣れてきたら40分できると効果的(=大体4000歩)
・歩く速さは「やや息が上がるくらい」が理想
効果:
・足腰の筋力アップ
・腸が動くことで良好なお通じにつながる◎
・血行促進、生活習慣病予防にも◎
迷ったらまずウォーキングから始めるのがおすすめです。
出典:
厚生労働省「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023(概要)」
https://www.mhlw.go.jp/content/001204942.pdf
② 椅子に座った体操(チェアエクササイズ)
ポイント:
・椅子を使って座ったまま安全にできる体操
・腰やひざの関節に痛みがある方でも始めやすい
・足踏み運動や腕の上げ下げなど、簡単な動き
効果:
・関節の柔軟性を保つ
・転倒リスクの低下
運動が苦手な方や足や腰に不安がある方におすすめ
出典:
厚生労働省
「介護予防マニュアル第4版 第2章 運動器の機能向上マニュアル 別添資料2-6 運動器の機能向上プログラムの例 」
001239059.pdfhttps://www.mhlw.go.jp/content/12300000/001239059.pdf
③ ストレッチ
ポイント:
・朝や寝る前に1日5分でOK
・ゆっくり深呼吸しながら行いましょう
・しんどくないので続けやすい
効果:
・肩こりや腰痛の予防・改善
・リラックス効果
・睡眠の質もアップ
「続けやすさNo.1」の運動です。
④ 筋トレ(軽めの自重トレーニング)
おすすめメニュー:
・かかとの上げ下げ(ふくらはぎ)
・椅子からの立ち上がり運動(太もも)
効果:
・筋力とバランス力の維持
・転倒防止や歩行の安定につながる
“歩ける体”を保つために必須です。
⑤ ラジオ体操
ポイント:
・昔ながらの体操でなじみがある
・動画やテレビで簡単に実施可能
・夏休みのお孫さんと一緒にできる
・しっかりやれば全身運動になり効果大
効果:
・体全体の可動域を広げる
・習慣化しやすく、継続にぴったり
継続しやすい最強の全身運動です。
⑥ 足腰が痛くてもできる運動:タオル体操&寝たまま運動
① タオル体操(椅子に座って)
・タオルの両端を持って、上に伸ばしたり前に引いたりする運動
・肩周りや腕の柔軟性向上に◎
② 寝たままできる足上げ運動
・仰向けで片足ずつゆっくり上げ下げ(痛みが出ない範囲で)
・太ももや股関節周りの筋力を維持できる
効果:
・関節に負担をかけずに運動習慣を保てる
・在宅やベッド上でも行える
「動けないからやらない」を防ぐ運動です。
運動を続けるためのコツ
- 無理せず、楽しむことが一番
- 毎日同じ時間に行う
- きついと習慣化しにくいので「ちょっと物足りない」程度でやめる
- 家族や友達と一緒に行えば、楽しく継続できる
頑張りすぎると続かないのが一番の落とし穴です。
まとめ
高齢期でも、
体は使えば維持できる
という特徴があります。
・最初は5分でもOK
・できることからでOK
大切なのは、「ゼロにしないこと」です。
そしてもうひとつ重要なのが、
運動+栄養
筋肉は「動かす+栄養」で維持されます。
しっかり食べながら、無理なく体を動かしていきましょう。
出典:厚生労働省「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」ほか
https://www.mhlw.go.jp/content/001194020.pdf
