冷房で冷える手足に!夏の冷え性対策&ぽかぽか温活術

夏なのに、足先や指先がひんやりしてつらい…。
冷房の効いたオフィスや電車で、体の芯まで冷えてしまうこと、ありませんか?

私も去年職場の部屋が変わってから、冷房が効きやすい環境に変わってしまい、
足先や指先まで冷えるようになり、つらいです。
しかし、夏場は暖かい飲み物も売っていなくて、自分で対策するしかないといろいろと実践しました。

今回は、冷えに悩む女性のために、体を温める食べ物・飲み物や冷え対策グッズをご紹介します。



🔥 ご飯食べてますか?

ご飯を食べたあと、なんだか体がポカポカしてくることってありますよね?
それは、体が食べ物をエネルギーに変えるときに「熱」を作っているからなんです。

この熱のことを「代謝熱」といいます。
つまり、食事は体をあたためる“燃料”のようなもの

逆に、食事を抜いてしまうと…

  • エネルギー不足で体温が上がらない
  • 筋肉が減って熱を作りにくくなる
  • 自律神経が乱れて体温調節がうまくいかない

つまり、体が冷えやすくなるのです。


🍽 朝ごはんで体温アップ!冷えを防ぐ1日のスタート術

特に大切なのが「朝ごはん」。
朝食をとると、体内で熱が作られて1日の体温が自然と上がります
体を温めてくれる食材を料理に取り入れるとさらに◎

✅ 冷え性さんにおすすめの朝食メニュー:

  • 白ごはん+味噌汁(しょうが入り)+納豆 or 卵
  • 食パン+温かい豆乳+シナモン

🥕 体を中から温める食材たち

食材おすすめポイント(補足つき)
生姜血流を促進し、代謝熱を生み出す最強食材です。体の深部を温める作用があり、冷え性の根本改善に役立ちます。
にんじん・ごぼう・かぼちゃ根菜類は体を温める力が強い食材で、特に秋冬に重宝されます。食物繊維やβカロテンも豊富で、便秘改善や免疫力アップにもつながります。
納豆・キムチ・味噌発酵食品で腸内環境を整えることで、冷えの原因となる自律神経の乱れもサポートできます。さらにビタミンB群も多く、代謝を高めて熱を生みやすい体づくりにも効果的です。
黒ごま・黒豆・黒きくらげ“血を補う食材”として漢方でも重視され、女性の冷えや貧血に効果的です。鉄分・ミネラル・ポリフェノールが豊富で、巡りをよくし肌や髪の健康にも役立ちます。
卵・鶏むね肉・豆腐筋肉をつくるたんぱく質は「冷えにくい体」の基盤となります。特に低脂肪で消化のよい鶏むね肉や豆腐は、毎日の食事に取り入れやすくおすすめです。

「血を補う食材」とは、東洋医学(漢方)の考え方でいうところの「補血(ほけつ)作用」のある食材のことです。つまり、血液をつくる材料になったり、血のめぐりを良くしたりする栄養を含んだ食べ物のことです。
冷え性・貧血・疲れやすい・肌の乾燥・髪がパサつく…といった症状がある人におすすめとされています。


🩸 血を補う代表的な食材

食材含まれる栄養素特徴
レバー(鶏・豚)鉄、ビタミンB群、葉酸鉄分が非常に豊富で造血をサポート
赤身の肉(牛・豚)ヘム鉄、たんぱく質吸収の良い鉄分が多く含まれる
ほうれん草・小松菜鉄、葉酸、ビタミンC野菜からも鉄分補給(ビタミンCで吸収UP)
黒ごま・黒豆鉄、亜鉛、ビタミンE「黒い食材」は補血+血行促進にも◎
ひじき・あさり鉄、ミネラル鉄分とミネラルを効率よく補える海の食材
卵(特に卵黄)鉄、たんぱく質、ビタミンB12手軽に食べやすい万能食材
ドライプルーン・レーズン鉄、食物繊維おやつやヨーグルトにおすすめ
なつめ(棗/デーツ)鉄、葉酸、ポリフェノール漢方でも“補血の王様”。お茶や煮物に使える

☕ 夏でも温かい飲み物を選ぼう!体を温めるおすすめドリンク

❄️ アイスコーヒーや冷たいジュースばかり飲むのは冷えのもと。
できるだけ常温かホットの飲み物を選んでみてください。
私はタンブラーに白湯をいれて持っていき、休み時間に紅茶のバッグを入れて飲んでいます。

飲み物特徴
白湯(さゆ)朝起きてすぐに白湯を飲むことで、寝ている間に冷えた内臓をやさしく温めます。消化力を高めて代謝をサポートし、冷え性や便秘対策にも効果的です。
生姜湯・生姜紅茶生姜に含まれる「ジンゲロール」や「ショウガオール」が血行を促進し、手足の冷えを改善します。体の芯からじんわり温まるので、冷房が強いオフィスでの一杯にもおすすめです。
ルイボスティー南アフリカ原産のノンカフェインティーで、ミネラルやポリフェノールが豊富です。ホルモンバランスを整える働きがあり、女性の冷えやむくみ対策にもぴったりです。
ほうじ茶低カフェインで刺激が少なく、体を冷やしにくい日本茶です。香ばしく飲みやすいため、夏でも温かいお茶として取り入れやすいのが特徴です。
甘酒(ノンアルコール)発酵食品として“飲む点滴”と呼ばれ、ブドウ糖・ビタミンB群・アミノ酸が豊富です。胃腸をいたわりながらエネルギーを補い、朝の1杯や小腹満たしにも最適です。

🧘‍♀️ 冷え対策におすすめの温活習慣

  • 足湯や湯船で1日10分、足を温める
     足を温めることで全身の血流がよくなり、自律神経も整いやすくなります。
     特に寝る前の足湯は、冷え改善だけでなく安眠効果も期待できます。
  • 寝る前の軽いストレッチで血流を促す
     筋肉がほぐれて血行が良くなり、手足の冷えがやわらぎます。
     意外と足も凝っていて、ごりごりしているところをほぐすと気持ちいいです。
     深い呼吸と合わせれば、リラックス効果も高まり質の良い眠りにつながります。
  • レッグウォーマーや腹巻きで「首・お腹・足首」を守る
     この3つの部位は“冷えの入り口”といわれ、温めると体全体が冷えにくくなります。
     私は冷蔵の効いた部屋で「寒くなってきたな。」と感じたら、
     レッグウォーマーやアームウォーマーをつけられるよう持ち歩いています。
  • 日中こまめに動いて、ふくらはぎの筋肉を使う(第2の心臓!)
     ふくらはぎは「第2の心臓」と呼ばれ、血液を心臓に押し戻すポンプのような働きをします。
     デスクワーク中でもつま先立ちや足首回しを取り入れると、冷え予防になります。

✅ まとめ:冷えを防ぐカギは「食べて、動いて、温める」

  • 食事をしっかりとることで、体の中から熱が生まれる
  • 冷たい飲み物を控え、温かいものを意識的に選ぶ
  • 筋肉を動かして、血の巡りをよくする

冷えは夏でも油断禁物。毎日の食事と生活習慣を少し変えるだけで、手足のポカポカは手に入ります✨

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この記事を書いた人

病院で働く管理栄養士しろです。
このブログでは、
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